2013年3月2日土曜日

ご卒業おめでとうございます 東日本大震災で被災された皆様に祝辞

寝起きの悪い自分は

阪神淡路大震災の朝、布団の中で、
大地を揺るがす振動にも気づかず、何故
あり得ないタンスが目の前にあるのかと思った。

実家の安否を確認するため
家中に飛び散った破片を拾うことをやめて
取りあえず車で山から下りたら

地元の主要道路の山手幹線で
ビルやマンションが漫画の世界のように倒壊している
それから実家に向かい幹線道路をのろのろと進むと

寝間着とスリッパの人たちが沿道を
うつろな眼差しで歩く姿を横目に、
先輩が急にフロントガラスをたたく

先輩も生きていたんだ!
家族は大丈夫?
誰もがそれしか考えない。。。

実家の親は倒壊寸前の家で、ここは捨てないと言う
しかたなくほとんど壊れた家に同居、
あたりは疎開して誰もいない

避難所でパンと水とインスタント食品をもらい
ラッキーならばお弁当や雑炊をいただける
ろうそくで過ごす夜は、明日の天気や雨漏りが気になる

高台の実家から見える神戸の夜景は
火災でメラメラと燃える悲しみの光の海
朝はベトナム戦争の映画で見たヘリの音で目が覚める

それから随分経経ちました。。。
東日本大震災のあの津波の映像を見た時から
思ってきました

何もできないですが
頑張って下さいと
言おうと、思ってきました

この度ご卒業されました皆様に
心からお祝いの言葉を贈りたく思います。
そして、明日からまた頑張りましょう。。。

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